1968年に登場する、国産腕時計では初の10振動自動巻ムーブメントを搭載する61グランドセイコーです。
自動巻グランドセイコーとしては二代目にあたります。
秒針規正装置や日付の早送り機能のほか、新たに手巻機能が付加されているなど、1960年代製造の腕時計の中では完成度の高さが伺えます。
文字盤に"GS・GRAND SEIKO"の表示がなされた、貴重な初期モデルとなります。
この年代、舶来製の時計に日付クイックチェンジ機能は少なく、デイ表示も英語であることから、対舶来製として力を入れていた事が分かります。
幾面にもカットが施された、国産アンティーク特有の複雑なケースフォルムが魅力的です。
普段使いしやすいアンティークとしてもオススメの一本です。

　【コンディション】
多少の経年変化が見られますが、製造年代を考慮しますと綺麗な状態を維持しております。
2018年6月に動作チェック済。日差±30秒前後となります。

　　１．自動巻ムーブメントCAL.6146A
　　２．秒針規正装置付
　　３．曜日(早送り機能なし)・日付(早送り機能付)